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かくして7月14日、僕にとっては二回目の、妻にとっては初めての、革命記念日を迎えた。
朝から妻とシャンゼリゼに向うも、目的地の地下鉄駅は閉鎖(去年は動いていた)、道路もかなり手前から大幅に規制されていて、結局ルーブル近辺からニキロ以上も歩く羽目に。
10時過ぎになってようようたどり着くも、シャンゼリゼは既に相当の人だかり。
でも今年は、昨年の教訓から、家から小椅子を持参していたので、一段高くよく見える。周りの羨望のまなざしが、ちょっと心地よい。
内容は大筋変わらず、冒頭のサルコジ、隊列の行進、空軍の滑空、戦車など車両部隊と進む。
今年は、フランス軍に交じって国連軍の白い車輛が目立つ。
昨日軍艦に乗ったばかりの妻がまた大喜び。
気がついたのは、ほとんどの部隊に女性隊員が加わっていること。
行進部隊は背の順で並んでいるので、たいてい一番後ろに、男性と違う帽子・制服で、銃やサーベルを持って行進。車輛部隊でジープを運転する人もいた。
観客の拍手がひときわ大きいのは、軍隊の後に続く、消防士の隊列と、消防車のパレード。
フランスの消防は軍隊の管理下にあり、消防士は市民の生命と生活を守る憧れの職業なのだとか。
この日の夜は、各消防署で消防士主催のパーティーが催される。
日本であれば銀座を自衛隊が行進するようなもので、決して見ることがないが、国家の軍事力がまっとうに存在し、自国のそれを国民が誇りとして歓声をあげる様は、フランスという国家としての自信を見たような、何か胸のすくようなすがすがしさを感じた。
夜は、アンヴァリッド前の広い芝生で、ビールとつまみを持参して花火を見る。
街路樹にさえぎられて絶好の場所とは言えなかったが、橋の上から一人で見た去年とは違う楽しさ。
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